こんにちは! 香織です。
今回は女性ホルモンとアロマオイルの深い関係についてお話したいと思います。
アロマオイルには、生理痛や更年期障害など、女性特有のつらい症状を緩和してくれる効果を持つものが数多くあります。それらには、女性ホルモンのひとつエストロゲンと似た働き(エストロゲン様作用)や、ホルモン全般を調整する働きを持つものが多いです。
中でも、エストロゲン様作用を持つアロマオイルは、生理痛や更年期障害の緩和に優れた効果があります。
それでは、なぜ、エストロゲン様作用を持つアロマオイルは、生理痛や更年期障害に効くのでしょうか?
そのメカニズムと、どのアロマオイルにエストロゲン様作用があるのかを詳しくご紹介します(^▽^)/
エストロゲン様作用を持つアロマオイルが生理痛や更年期障害に効く理由
エストロゲン様作用とは?
エストロゲン様作用とは、女性ホルモンのうちのひとつ「エストロゲン」に似た作用のこと。
そもそも、エストロゲンは、卵胞ホルモンと呼ばれ、女性の体を妊娠しやすい状態にしてくれるホルモン。
脳の下垂体から分泌され、卵巣や子宮に働きかけるほか、血管を拡張する働きや、自律神経を整える働きがあります。
生理痛に効く理由
生理痛は、自律神経の乱れや冷えなどによる血流不足が原因といわれています。
そのため、血管を拡張する働きや自律神経を整える働きがあるエストロゲン様作用をもつアロマオイルは、生理痛などの月経の諸症状を緩和してくれる効果が期待できます。
更年期障害に効く理由
更年期障害は、閉経に向かい、エストロゲンが急激に減少することで、自律神経が混乱して乱れた状態のこと。
生理がこれまで以上に重くなる、緊張すると顔がのぼせ汗が止まらない、体がだるい、気分にムラが出る等の症状があります。人によって出る症状はまちまちで、まったく症状が出ずに過ごす人もいます。
スポンサーリンク更年期障害の人に、エストロゲン様作用をもつアロマオイルを使用することで、急激に減少したエストロゲンを補い、自律神経が整い、症状の緩和につながります。
エストロゲン様作用を持つアロマオイル
クラリセージ
クラリセージの成分の一つであるスクラレオールにエストロゲン様作用があります。
また、深いリラックスに誘う副交感神経を優位にする作用をもつ酢酸リナリルやリナロールが含まれていることも、生理痛や更年期障害の緩和効果につながります。
フェンネル
成分のひとつであるt-アネトールにエストロゲン様作用があります。
スターアニス
スターアニスにも、フェンネルと同じく、エストロゲン様作用を持つt-アネトールが含まれています。
【参考】
ほかにも、それほど作用は強くはありませんが、弱エストロゲン様作用を持つアロマオイルがあります。
ネロリ、グローブ、サイプレスなどです。
効果的な使用方法
それでは最後に、エストロゲン様作用を持つアロマオイルの効果的な使用方法についてご紹介します。
芳香浴
一番手軽な使用方法です。
アロマライトに、お好みの精油を1~3滴たらし、スイッチを入れます。心とからだを休め、ゆったりと時間を過ごしましょう。
足湯
洗面器に熱めのお湯を入れ、お好みの精油を1~3滴たらします。足を浸し、差し湯をしながら10分程あたたまりましょう。体の隅々まで温かくなり、血流も良くなって、生理痛や更年期障害も緩和されるでしょう。
温湿布
熱めのお湯を洗面器に入れます。お好みの精油を1~3滴たらし、精油をすくうようにタオルを浸します。よく搾り、下腹部や背中にあてて体を温めましょう。血流が良くなり、諸症状が緩和されるでしょう。
オイルマッサージ
スイートアーモンドオイル30mlにお好みの精油を6滴たらします。ラベンダーやベルガモット、サイプレスなどとブレンドしてもいいでしょう。よく混ぜたらマッサージオイルの出来上がり。
生理痛の痛みが強い部分を、オイルを使ってマッサージしましょう。血行が良くなって、症状が緩和するでしょう。
まとめ
アロマオイルは、天然の植物から僅かしか抽出できない貴重なオイル。一説では、植物の中にある時は、植物のホルモン的役割を担っているとも言われています。そのような貴重なアロマオイルの中に、人間の女性ホルモンと同じ作用があるものが存在するなんて、なんだか神秘的ですよね。
植物からいただいた貴重なアロマオイルを上手に取り入れて、是非、生理痛や更年期障害などを乗り切りたいですね!
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【注意事項】 ※アロマオイルを購入するときは「精油」(純粋に天然のものから精製されたオイル)と書いてあるものを選びましょう。化学物質で香りをブレンドされた天然由来でないものもアロマオイルとして販売されている場合があるので注意しましょう。 ※アロマオイルは成分が大変濃縮されたオイルです。肌に塗ったりする際は、必ず薄めて使用しましょう。 ※お年寄りや既往症がある方は、敏感な体質の方は、香りに反応しやすいこともあるので十分注意して使用しましょう。また、妊婦、3歳未満の乳幼児にはアロマオイルの使用は控えましょう。 ※レモン、グレープルーツなどのアロマオイルには、光毒性があり、皮膚に塗布した状態で日光などの強い紫外線と反応することによって、皮膚に炎症をおこすこともあるので、十分ご注意ください。 |