こんにちは! 香織です。今回ご紹介したいのはシダーウッド精油の効能です。シダーウッド精油には「シダーウッド・アトラス」と「シダーウッド・バージニア」がありますが、今回は特にシダーウッド・アトラス精油についてご紹介します。
シダーウッドの香りは、サンダルウッド(白檀)に似たエキゾチックで濃厚な樹木の香りです。しかし、サンダルウッドほどメジャーではないので、なかなか表舞台に立つことありません。私が取得したアロマテラピー検定2級と1級は合わせて31種類の精油が学びの対象ですが、そこにシダーウッド精油は入っていません。なので、私も名前だけは知っていましたが接する機会はありませんでした。
しかし、今回改めて調べ、実際精油を試したところ、シダーウッドにも様々な魅力的な効能がありました!特に、古くから寺院などで瞑想時に薫香させ、心を落ち着け穏やかに保つ一助としたというエピソードは印象的です。それでは、その効能について順番に見ていきましょう♪
シダーウッド基本データ
※今回はシダーウッド・アトラスについてご紹介します
植物名 |
シダーウッド Cedar wood |
和名 |
アトラススギ |
学名 |
Cedrus atlantica(ホワイト) |
科名 |
マツ科 |
種類 |
高木 |
おもな産地 |
モロッコ |
抽出部位 |
木部(心材) |
抽出方法 |
水蒸気蒸留法 |
成分の一例 |
β-ヒマカレン、α-ヒマカレン、γ-ヒマカレン、α-セドレン、アトラントン、カリオフィレン、セドロール、カジネン |
ノート |
ベース スポンサーリンク |
相性の良い精油 |
かんきつ系(オレンジスイート、レモン) フローラル系(ラベンダー) |
価格 |
5mlで900円~1,300円 |
寺院では薫香として古くから利用されてきました。
シダーウッド精油には、他にヒノキ科のシダーウッド・バージニア(Juniperus virginiana)があります。シダーウッド・バージニアの方が香りも効能も強めなので、購入の際はご注意ください。ちなみに、シダーウッド・アトラス(モロッコ原産/マツ科)をホワイトシダー、シダーウッド・バージニア(モロッコ原産/マツ科)をレッドシダーと呼ぶこともあります。
注意事項:
妊娠中の使用は避けましょう。
てんかんをお持ちの方も使用に注意が必要です。
効能
○こころへ
鎮静・緩和の2つの作用をもち、神経の緊張や、不安な状態から解き放ち、穏やかにしてくれます。
○からだへ
主要成分のヒマカレンには、うっ滞除去作用があり、リンパの流れを良くしてくれます。また。アトラントンは、去痰作用に優れ、気管支炎やせきの症状の緩和や、脂肪を溶解する作用もあります。
膀胱炎の痛みを抑えたり、腎臓の不調をやわらげてくれます。
○肌へ
収れん・殺菌作用があり、脂性肌のべたつきやニキビを改善してくれます。皮膚炎、脱毛症にも効果があります。
おススメの使用方法
気分を落ち着けるための芳香浴
シダーウッドは古くから瞑想する際に、香りを焚きしめ、心を落ち着かせるために使用されてきました。
アロマランプや熱いお湯を入れたマグカップに、シダーウッド精油を1~2滴たらし、ゆったりとした気分で香りを楽しみましょう。
咳を緩和するクリーム
咳でつらいとき、去痰作用に優れたクリームを旨に塗りましょう。
ミツロウ3gを湯煎し、溶けたらホホバオイル15mlを加えます。あたたかいうちに、クリーム用ケースに入れ替え、竹串でかきまぜます。固まってきたら、シダーウッド精油とラベンダー精油各2滴ずつ加え、引き続き混ぜます。ある程度固まったら、そのまま粗熱をとります。
出来上がったら、胸もとにやさしく塗りながら深呼吸をして、香りを吸い込みます。リラックス効果と去痰効果が作用して、せきを鎮めてくれるでしょう。
不安を和らげてくれるオイルマッサージ
神経の緊張を解きほぐし、気持ちを穏やかにしてくれるオイルでマッサージしましょう。リンパの流れを良くし、脂肪溶解の作用も期待もできます。
ホホバオイル30mlにシダーウッド・オレンジスイート・レモン各精油を2滴ずつ加えます。よく混ぜたらできあがり。これを、おなかに塗り、ゆったりとマッサージします。家族や親しい人に手をマッサージしてもらうのも効果的でしょう。
※レモン精油が入っているので、使用後は直射日光を避けましょう。
マッサージオイルは1か月以内に使い切りましょう。
まとめ
シダーウッドには、鎮静効果があるほか、脂肪溶解やリンパの流れを良くする作用もあることが分かりました。効能としては、ヒノキ科のサイプレスによく似ています。香りは、サイプレスよりも濃厚で、サンダルウッド(白檀)に似ています。
このように、サイプレスと効能は似ていますが、香りの特徴が違うので、その時の気分に合わせて、色々使い分けてみるのもいいかもしれませんね(^▽^)
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【注意事項】 ※アロマオイルを購入するときは「精油」(純粋に天然のものから精製されたオイル)と書いてあるものを選びましょう。化学物質で香りをブレンドされた天然由来でないものもアロマオイルとして販売されている場合があるので注意しましょう。 ※アロマオイルは成分が大変濃縮されたオイルです。肌に塗ったりする際は、必ず薄めて使用しましょう。 ※お年寄りや既往症がある方は、敏感な体質の方は、香りに反応しやすいこともあるので十分注意して使用しましょう。また、妊婦、3歳未満の乳幼児にはアロマオイルの使用は控えましょう。 ※レモン、グレープルーツなどのアロマオイルには、光毒性があり、皮膚に塗布した状態で日光などの強い紫外線と反応することによって、皮膚に炎症をおこすこともあるので、十分ご注意ください。 |