こんにちは! 香織です。今回ご紹介したいのはイランイラン精油の効能です。
イランイランという言葉の響きはどこか異国情緒がただよい、まだその香りを嗅いだことがない時は、どんな香りなのか想像が広がります。職場の同僚の男性が、イランイランは催淫作用があるということから、一時期ふざけた感じで不必要に「イランイラン」(淫乱とかけていたのでしょう)とつぶやいていて、女性の不興をかっていました(;^_^A
そんな変なイメージしかなかったイランイランですが、実際香りを嗅いでみると、深い濃厚な花の香りがして、いやらしい感じ(?)はなく、むしろ心が落ち着く穏やかな印象です。効能も、催淫作用だけではなく、心を落ち着かせる効果や肌の調子を整える効果などがあり、とても優れた精油です。是非みなさんに日常的に使ってほしい精油のひとつです♪
イランイラン基本データ
植物名 |
イランイラン Ylang Ylang |
和名 |
イランイランノキ |
学名 |
Cananga odorata Canangium odoratum |
科名 |
バンレイシ科 |
種類 |
高木 |
おもな産地 |
マダガスカル、フィリピン、インドネシア、コモロ諸島、レユニオン島など |
抽出部位 |
花 |
抽出方法 |
水蒸気蒸留法 |
成分の一例 |
リナロール、ゲラニオール、酢酸ベンジル、安息香酸メチル |
ノート |
ミドル~ベース |
相性の良い精油 |
フローラル系(ゼラニウム、ラベンダー) 柑橘系(グレープフルーツ、ベルガモット、レモングラス) |
価格 スポンサーリンク |
5mlで1,500~3,000円 |
熱帯気候の低地に育つ常緑高木。花は5cmほどの細長い形で、咲き始めは緑色で、成熟すると黄色に変わり香りも強くなります。
名前の「イランイラン」は「花の中の花」を意味するタガログ語からきています。
注意事項:高濃度で使用すると頭痛や吐き気を催すことがあるのでご注意下さい。敏感肌や妊娠初期の使用は避けましょう。
効能
○こころへ
精神的ショックを鎮め、喜びの感情を呼び戻します。ストレスを感じる時や不安、怒り、恐怖などの激しい感情に襲われた時に使用すると、ゆっくりとこころをほぐしてくれます。
催淫作用により性的気分の高揚にも働きかけます。
○からだへ
興奮している時などの早い心拍を正常に戻すのに有効で、高い血圧を低下させる働きがあります。また、ホルモンのバランスを整え、生殖に関する機能に働きかけます。殺菌、消毒作用もあります。
○肌へ
皮脂の分泌を調節することから乾燥肌にも脂性肌にも利用できます。頭皮を刺激して髪の成長を促し、傷んだ髪のヘアケアにも効果が期待できます。
おススメの使用方法
○芳香浴
思いがけないことが起こり、パニックになった時は、ハンカチにイランイランの精油を1滴たらし、立ち上がる香りに鼻を近づけて、ゆっくりと深呼吸をします。心が落ち着いて、平常心を取り戻すことができるでしょう。
また、愛を深めたいとき、アロマライトにイランイラン精油3滴、ベルガモット2滴を落してスイッチを入れます。イランイランの香りが、心を深く穏やかにし、催淫作用も伴って、二人だけの甘い時間を演出してくれます。
○傷んだ髪へのトリートメント
お湯を入れた洗面器にイランイラン精油2滴をたらしてよく混ぜ、髪全体によくなじませます。洗い流す必要はありません。タオルで水気を拭き取って自然乾燥させます。
さらに入念にヘアケアしたい場合は、ヘアパックを作ります。ココナッツオイル30mlにイランイラン精油3滴とゼラニウム3滴を混ぜます。シャンプーの後、毛先を中心に髪になじませながら、頭皮を軽くマッサージをします。蒸しタオルを巻いて5~10分浸透させます。浸透させたら洗い流します。ココナッツオイルの残留が気になるようでしたら、もう一度軽くシャンプーとリンスをして洗い流しましょう。
まとめ
アロマテラピー検定1級の勉強をする前までは、イランイランは催淫作用の印象が強く、使用していると変な風に見られるイメージも正直ありましたが、実際にその効能を知ることにより、変なイメージはすっかりなくなり、その作用のすばらしさに感動しました。
精油の中で、フローラル系の香りは、イランイラン以外ではローズが代表的です。ローズも気品ある素敵な香りですが、イランイランは「花の中の花」と言われるだけあり、この世にある花の香りをすべて集めたような濃厚な香りです。
価格もローズ程高価ではないので、是非積極的にイランイランの香りを日常で楽しみたいですね!心が豊かになると思います♪
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【注意事項】 ※アロマオイルを購入するときは「精油」(純粋に天然のものから精製されたオイル)と書いてあるものを選びましょう。化学物質で香りをブレンドされた天然由来でないものもアロマオイルとして販売されている場合があるので注意しましょう。 ※アロマオイルは成分が大変濃縮されたオイルです。肌に塗ったりする際は、必ず薄めて使用しましょう。 ※お年寄りや既往症がある方は、敏感な体質の方は、香りに反応しやすいこともあるので十分注意して使用しましょう。また、妊婦、3歳未満の乳幼児にはアロマオイルの使用は控えましょう。 ※レモン、グレープルーツなどのアロマオイルには、光毒性があり、皮膚に塗布した状態で日光などの強い紫外線と反応することによって、皮膚に炎症をおこすこともあるので、十分ご注意ください。 |