こんにちは! 香織です。今回ご紹介したいのはベルガモット精油の効能です。
ベルガモットはかんきつ系ですが、果物としてはあまり目にしないですよね。しかし、精油としては、様々な精油とブレンドして相方を引き立てる名脇役!香りも優しくて主張しないので、とても使いやすい精油です。
私も、ベルガモットの優しい香りが大好きで、何かにつけてブレンドして使うのですぐ無くなってしまいます。
それでは、ベルガモット精油についてご紹介していきましょう♪
ベルガモット基本データ
植物名 | ベルガモット Bergamot |
和名 | ベルガモット |
学名 | Citrus bergamia |
科名 | ミカン科 |
種類 | 高木 |
おもな産地 | イタリア |
抽出部位 | 果皮 |
抽出方法 | 圧搾法 |
成分の一例 | 酢酸リナリル、リモネン、リナロール、ベルガプテン(特徴成分)、ベルガモテン(特徴成分) |
ノート | トップ |
相性の良い精油 | 樹木系(サイプレス、ティーツリー、ユーカリ)
フローラル系(ゼラニウム、ラベンダー) |
価格 | 5mlで1,500~2,500円 |
古くから香料として使われており、17世紀末にイタリア人のジョヴァンニ・パオロ・フェミニスが、ドイツのケルンで創った世界最古の香水、「ケルンの水」の主原料だったそうです。また、紅茶のアールグレーの香りづけとしても有名です。
レモンなどのかんきつ系精油の多くは、成分の70%~90%がリモネンですが、ベルガモットはリモネンが約30%。一方で、鎮静作用のある酢酸リナリル(約30%)、リナロール(約10%)が多いのが特徴です。そのため、香りが複雑で、深みがあります。さまざまな精油と相性がよく、ブレンドするとお互いの香りに深みが増し、効能も高まります。同じかんきつ系の精油と組み合わせると、気分が高揚する効果が高まります。フローラル系の精油と組み合わせると、リラックス効果が増します。
注意事項: 光毒性があります。皮膚に使用した後は太陽に当たらないようにしましょう。
肌を刺激することがあるので、敏感肌の方は注意して使用しましょう。
スポンサーリンク酸化が早いため、できれば開封後3~6か月以内に使い切りましょう。
効能
○こころへ
酢酸リナリル、リナロールの作用で、鎮静効果が高く、弱った気持ちを明るくしてくれます。安眠効果もあります。
そして特に、うつ症状の改善に効果があるとされており、治療でも使用されることがあるそうです。
○からだへ
殺菌・消毒作用があり、特に膀胱炎など泌尿器系の不調改善に効果があります。
食欲不振や消化不良、便秘などの消化器系の不調にも有効です。
○肌へ
抗菌作用により、ニキビや湿疹、吹き出物の改善に効果があります。
光毒性があるので、肌に使う時は1%ほどに止め、使用したら日光に当たらないように注意しましょう。
おススメの使用方法
眠りにつく前のベルガモットのおまもり
ベルガモットには安眠を促す効果があります。寝る前に、ティッシュに1滴ベルガモット精油をたらして、枕元に置きます。さらにラベンダー精油を1滴加えるとより効果的です。
二日酔い、胃もたれ撃退!芳香浴
アロマランプまたは、アロマディフューザーに、ベルガモット・ティーツリー・ペパーミントの各精油を1滴ずつたらします。ティーツリーとペパーミントの爽やかな香りを、ベルガモットの優しい香りが引き立て、二日酔いや胃もたれによる不調を緩和してくれます。
便秘に効く!ベルガモットオイルマッサージ
ベルガモットは腸の動きを良くしてくれる作用があります。ホホバオイル30mlにベルガモット精油6滴を加え、よく混ぜます。それをおへそ回りに塗り、マッサージします。マッサージは大腸の動きを助けるように時計回りでマッサージしましょう。ベルガモットのリラックス効果と腸運動促進効果で便秘解消が期待できます。
まとめ
ベルガモットは、単独で使用すると香りが弱く、あまり目立ちませんが、ひとたび他の精油とブレンドすると、一方の特徴を引き立て、とてもいい働きをします。その要因として考えられるのは、一般的なかんきつ系精油よりも、成分が複雑で、それが、うまく他の精油とマッチする可能性を高めているのでしょう。
そんな縁の下の力持ち的な役柄は、以前ご紹介したベチバーと似ていますね。ベルガモットはベチバーよりも香りが爽やかで使用しやすいので、是非みなさんも、沢山活用してみてください♪
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【注意事項】 ※アロマオイルを購入するときは「精油」(純粋に天然のものから精製されたオイル)と書いてあるものを選びましょう。化学物質で香りをブレンドされた天然由来でないものもアロマオイルとして販売されている場合があるので注意しましょう。 ※アロマオイルは成分が大変濃縮されたオイルです。肌に塗ったりする際は、必ず薄めて使用しましょう。 ※お年寄りや既往症がある方は、敏感な体質の方は、香りに反応しやすいこともあるので十分注意して使用しましょう。また、妊婦、3歳未満の乳幼児にはアロマオイルの使用は控えましょう。 ※レモン、グレープルーツなどのアロマオイルには、光毒性があり、皮膚に塗布した状態で日光などの強い紫外線と反応することによって、皮膚に炎症をおこすこともあるので、十分ご注意ください。 |