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こんにちは! 香織です。今回ご紹介したいのはクラリセージ精油の効能です。

クラリセージは正直印象に残るような強い香りの特徴はなく、むかし、草原で嗅いだ草の香りのような、懐かしいほのかな香りだと私は思っています。しかし、その効能に注目すると、活用せずにはいられなくなります。甘いナッツのような香りともいわれ(私はナッツの部分が嗅ぎ取れないのですが…(;^_^A)、近年は香水の成分としても使われているそうです。

そんな、隠れたアロマ界の実力精油、クラリセージについて詳しくご紹介したいと思います♪

クラリセージ基本データ

植物

クラリセージ Clary Sage

オニサルビア

Salvia sclarea

シソ科

二年草

おもな産地

ウクライナ、ロシア、アメリカ

抽出部位

花と葉

抽出方法

水蒸気蒸留法

成分の一例

酢酸リナリル、リナロール、スクラレオール(特徴成分)

ノー

トップ~ミドル

相性の良い

フローラル系(ラベンダー)

柑橘系(オレンジスイート、ベルガモット)

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5ml1,5002,500

名前の「クラリ(clary)」はラテン語で「明るい」「清浄な」を意味する「クラルス」に由来しているそうです。かつては、クラリセージの種から採った粘液で、目の中の異物を取り除いたためその名が付いたと言われています。

注意事項:鎮静効果が高いので、車の運転前やアルコールを飲む時は使用しないようにしましょう。妊娠中の使用は避けましょう。

効能

○こころへ

精神をリラックスさせ幸福感を与えてくれます。そして、ストレスや緊張を和らげ、自律神経を整えて身体のバランスを正常にしてくれます。不眠にも効果があります。

○からだへ

クラリセージの特徴成分である「スクラレオール」が女性ホルモンの1つであるエストロゲンの構造と似ているため、女性ホルモンを整えて活性化させる作用があります。生理痛の緩和や、生理不順対策にも効果があります。

また、精神的なストレスからくる筋肉のこりや痛み、頭痛を和らげます。

○肌へ

頭皮のトラブルに有効で、油っぽい髪をさっぱりとさせてフケをおさえます。

炎症を起こした肌やむくみにも効果的です。

おススメの使用方法

〇生理痛緩和に有効!温湿布

生理痛で腰や下腹部が痛む時、自宅で寝る前に、ゆっくり温湿布をしましょう。洗面器に熱いお湯を入れ、クラリセージ精油2滴、ラベンダー精油1滴をたらします。精油をすくうようにタオルを浸して、ヤケドしないように固く絞り、腰や下腹部など痛む箇所に5分程当てます。

〇生理不順からくるイライラ、不眠に効く全身浴

38~40度のぬるめのお湯にクラリセージ精油とラベンダー精油を2滴ずつたらし、手でよくかき混ぜます。ゆっくりと肩まで浸かってリラックスしましょう。就寝前に入れば、イライラや不眠にさらに効果的です。時間がない時は、手浴だけでもリラックス効果が期待できます。その時は、熱い湯をはった洗面器に、各精油1滴ずつをたらして使用しましょう。

〇蒸気浴

脂っぽい皮膚をひきしめたいときには、クラリセージの蒸気浴がおススメです。洗面器に熱めのお湯をはり、クラリセージ精油を1滴入れて、立ち上がる蒸気を顔全体にあてます。目は閉じ、バスタオルなどで蒸気を逃がさないようにします。

まとめ

アロマテラピーで使用される精油には、リラックス効果が期待できるものが数多くあり、その中でも、クラリセージは、ほんの少量で効果を発揮し、精神的にリラックスさせて幸福な気分をもたらしてくれる大変優れた精油です。

また、効能の部分でも触れましたが、クラリセージの特徴成分である「スクラレオール」は女性ホルモンの1つであるエストロゲンの構造と似ていると言われています。エストロゲンは、卵胞ホルモンとも呼ばれ、女性が赤ちゃんを授かるための準備に欠かせないホルモンです。毎月卵胞を成熟させ、排卵から受精までの準備をします。そんな、重要なホルモンと似た作用が期待できるクラリセージは、本当に貴重だと思いませんか?!ネットを見ると、毎月の妊活にうまく取り入れて、効果を期待する方も多いようです。

しかし、生理不順や生理痛などには、思わぬ婦人科系疾患が原因の可能性もあるので、あまりに長く続いたり、ひどかったりする場合は、速やかに婦人科を受診しましょう。



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【注意事項】

アロマオイルを購入するときは「精油」(純粋に天然のものから精製されたオイル)と書いてあるものを選びましょう。化学物質で香りをブレンドされた天然由来でないものもアロマオイルとして販売されている場合があるので注意しましょう。

アロマオイルは成分が大変濃縮されたオイルです。肌に塗ったりする際は、必ず薄めて使用しましょう。

※お年寄りや既往症がある方は、敏感な体質の方は、香りに反応しやすいこともあるので十分注意して使用しましょう。また、妊婦、3歳未満の乳幼児にはアロマオイルの使用は控えましょう。

※レモン、グレープルーツなどのアロマオイルには、光毒性があり、皮膚に塗布した状態で日光などの強い紫外線と反応することによって、皮膚に炎症をおこすこともあるので、十分ご注意ください。

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