こんにちは! 香織です。今回ご紹介したいのはカモミール・ローマン精油の効能です。
カモミール・ジャーマンの記事でも触れましたが、カモミールには、カモミール・ジャーマンと、カモミール・ローマンがあります。一般的に、体にはジャーマン、心にはローマンのといわれています。
カモミール・ローマンは、ジャーマンよりも香りに甘みがあり、リンゴに似た香りです。その香りを嗅ぐだけで心が穏やかになるので、私も大好きな精油です。ただ、ラベンダーなど一般的な精油と比べて高価なので、1滴1滴を大切に使っています(*^^*)
それでは、カモミール・ローマン精油の効能をご紹介していきましょう♪
カモミール・ローマン基本データ
植物名 | ローマンカモミール |
和名 | ローマカミツレ |
学名 | Anthemis nobilis
Chamaemelum nobile |
科名 | キク科 |
種類 | 多年草 |
おもな産地 | イギリス、ハンガリー、フランス、イタリア |
抽出部位 | 花 |
抽出方法 | 水蒸気蒸留法 |
成分の一例 | アンゲリカ酸エステル類(特徴成分)、カマズレン |
ノート | ミドル |
相性の良い精油 | ハーブ系(クラリセージ)
フローラル系(イランイラン、ラベンダー) |
価格 | 5mlで4,300~5,100円 |
カモミール・ジャーマンよりも大きな白い花を咲かせます。
ローマンとジャーマンは、同じ「カモミール」という名称ですが、植物の分類上では「属」が異なります。
香りも、ジャーマンは、漢方のような干し草風の香りに少し甘い香りを感じる程度に対し、ローマンはリンゴのような甘い香りが強く、花だけではなく葉からもその香りが漂います。
「ローマン」という名は「地面のリンゴ」というギリシャ語に由来していると言われています。
古代エジプトでは、熱病や神経に関わる病気の治療に利用されていました。
また、髪を美しくするということで、シャンプーの原料として古くから利用されてきました。
元気のない植物の近くに植えれば、その植物の元気が取り戻されることから「植物のお医者さん」とも言われています。
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ヨーロッパでは現在でも民間治療薬として使用されています。
沢山の花からわずかしか採取できない貴重な精油です。
注意事項: 妊娠初期の使用は避けましょう。
キク科アレルギーの人は注意して使用しましょう。
効能
○こころへ
特徴成分であるアンゲリカ酸エステル類には、自律神経を安定させ、心身のバランスを調整する働きを持ちます。生理前や更年期における気分の浮き沈みの緩和にも効果があります。
母親の強さと優しさに例えられるくらい、刺激が少なく、やさしい香りであるため、子どものケアにも向いています。例えば、子どもがぐずりはじめたら、カモミール・ローマンの香りを漂わせると、落ち着くことが期待できます。
安眠効果が高く、不眠症の改善に期待ができます。
○からだへ
緊張やストレスからくる胃痛や過敏性腸症候群の緩和に効果があります。
生理痛や更年期の諸症状の緩和にも効果があります。同様の効能を持つクラリセージとブレンドするとより効果的です。
○肌へ
乾燥肌、敏感肌、脂性肌、老化肌などあらゆるタイプの肌質に使用できます。
抗炎症作用が高いため、にきびや虫刺されに効果があります。
頭皮の皮脂のバランスをとり、髪を美しく保つ効果もあります。
おススメの使用方法
更年期障害の緩和に!カモミール・ローマンオイルでのマッサージ
女性ホルモンに似た働きのあるオイルで腰や腹部などをマッサージして、更年期障害を乗り切りましょう。
ホホバオイル30mlにカモミール・ローマン精油2滴、クラリセージ精油1滴、ラベンダー精油3滴を加え、よく混ぜます。マッサージオイルのできあがりです。
腰や腹部、手のひらや手首などに塗りながらマッサージします。気持ちの起伏が激しい時に使用すると、心が穏やかになり、幸せな気持ちになるでしょう。
髪に元気を!カモミール・ローマンシャンプー
ボトル容器に無香料シャンプー200mlを入れ、カモミール・ローマン精油5滴を加えます。よく混ぜたら、カモミール・ローマンシャンプーの出来上がり。
穏やかな香りに癒されながら、髪を元気に保ちましょう。
まとめ
カモミール・ローマン精油は、刺激が少なく、穏やかで優しい香りなので、アロマテラピー初心者にもとてもオススメな精油です。特に安眠効果が優れているので、私の生活では、ラベンダーと並んでとても重宝しています。
また、生理痛や更年期障害の諸症状に対して効果があるのは、女性にとってとてもありがたいですね♪
少し高価ですが、手元にあるとかならず重宝する精油だと思いますので、興味がある方には是非おススメします(^▽^)/
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【注意事項】 ※アロマオイルを購入するときは「精油」(純粋に天然のものから精製されたオイル)と書いてあるものを選びましょう。化学物質で香りをブレンドされた天然由来でないものもアロマオイルとして販売されている場合があるので注意しましょう。 ※アロマオイルは成分が大変濃縮されたオイルです。肌に塗ったりする際は、必ず薄めて使用しましょう。 ※お年寄りや既往症がある方は、敏感な体質の方は、香りに反応しやすいこともあるので十分注意して使用しましょう。また、妊婦、3歳未満の乳幼児にはアロマオイルの使用は控えましょう。 ※レモン、グレープルーツなどのアロマオイルには、光毒性があり、皮膚に塗布した状態で日光などの強い紫外線と反応することによって、皮膚に炎症をおこすこともあるので、十分ご注意ください。 |